血友病の患者さんとそのご家族の集まりである「大分ヘモフィリア友の会」は大分記念病院が設立されて間もなく発足しました。
これは当時の厚生省より血友病の家庭療法(自己注射)が認可されたことを受け、患者さんが関節内出血などを起こした時に自分で注射をすることが出来るようにすることで、より直接的に診療に関わって貰おうというものでした。
この四半世紀の間に血友病の治療は目を見張るような進歩を遂げ、出血で大きく腫れ上った膝や足首の関節の痛みで、身動きもできず通学もままならなかった病気も、現在では 健康な人とほとんど変わらない運動機能を保持することが出来ています。
「ヘモフィリア友の会活動」は私たち医療者にとって、一つの天啓であろうと思っています。