年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
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患者数 | - | - | 29 | 10 | 10 | 33 | 85 | 215 | 383 | 146 |
当院では70代以上の患者割合が81.67%と高くなっており、年々増加傾向にあります(前年度より約4.8%増加)。この結果は、当院が高齢者施設を有していること、透析治療等の継続的な加療が必要な疾患を診療していること、及び、地域社会の高齢化が影響しているものと考えられます。
退院患者の平均年齢は77.74歳(前年度より+1.92歳)。男性は75.94歳(前年度より+1.54歳)、女性は79.55歳(前年度より+2.52歳)となっています。90代以上には100歳超えの患者も含まれており、全退院患者における0.11%が該当します。
患者数は前年度と比較すると7.88%減少していました。当院には、一般病棟の他に、地域包括ケア病棟と療養病棟があり、一般病棟以外への入院が増加したため、対象患者数の減少に影響を与えたものと考えられます。また、2・3月の入院患者数が減少していることから、新型コロナウイルス感染症の流行による影響も要因の一つと考えられます。
※当院は内科の専門病院であり、中学生未満の患者については診療することができません。
※患者数が10名未満場合は、-(ハイフン)となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫, 免疫系悪性新生物 手術なし 処置2_5あり | 38 | 26.16 | 22.79 | 5.26% | 80.03 | |
130030xx99x40x | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2_4あり 定義副傷病なし | 26 | 20.81 | 15.79 | 0.00% | 80.96 | |
130030xx99x30x | 非キンリンパ腫 手術なし 処置2_3あり 定義副傷病なし | 22 | 37.59 | 16.50 | 36.36% | 76.95 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
悪性腫瘍に対して繰り返しの化学療法が必要なものが上位を占めています。
多発性骨髄腫は形質細胞のがんで骨痛や骨折、腎臓障害、貧血などがみられます。一般的に60歳代以降の発生が大部分を占め、40歳以下の発生は少ないとされ、男女比は約2:1であるとも言われています。当院の男女比は男性23.68%、女性76.32%と男性よりも女性の割合が多く、一般的な男女比とは逆の結果となっています。
非ホジキンリンパ腫とは悪性リンパ腫の一種です。〔ホジキン病〕と〔非ホジキンリンパ腫〕に大別され、日本では悪性リンパ腫の約90%を〔非ホジキンリンパ腫〕が占めています。中でもポピュラーな【びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫】というものが本年度も多い状況でした。治療方法により異なるコードが付加されているため、同じようなものが並ぶ結果となっています。
平均在院日数は、全国と比較すると3.37日〜21.09日(平均9.82日)長くなっています。これは入院患者の平均年齢が75歳以上と高齢であること、感染症などの合併により入院が長期化する症例が多いこと、寝たきり等で退院困難な症例が多いことが要因と考えられます。
手術=輸血
処置2_3:化学療法あり
処置2_4:リツキシマブ
処置2_5:ボルテゾミブまたはポマリストまたはレナリドミド水和物
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x00x | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 定義副傷病なし | 54 | 32.93 | 20.84 | 1.85% | 85.11 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 処置2なし | 27 | 36.07 | 18.84 | 0.00% | 79.74 | |
0400801499×001 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 処置2なし 定義副傷病なし A−DROP スコア1 | 19 | 10.53 | 13.48 | 0.00% | 83.21 | |
0400801499×002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 処置2なし 定義副傷病なし A−DROP スコア2 | 16 | 26.38 | 15.17 | 6.25% | 86.94 | |
040100xxxxx00x | 喘息 処置2なし 定義副傷病なし | 14 | 14.07 | 6.64 | 0.00% | 74.36 |
当院では、高齢者に多い誤嚥性肺炎の他に、市中肺炎、医療関連施設関連肺炎、間質性肺炎、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息や咳喘息、睡眠時無呼吸症候群、アスベストなどの粉塵に起因する肺疾患など内科的疾患を網羅的に診療しています。外来通院診療、入院診療、入院及び外来でのリハビリテーションと、病状に応じてシームスレスに対応できる事が特色です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xx0x | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし | 27 | 2.41 | 2.63 | 0.00% | 68.81 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
消化管精査のための入院が多く、検査の結果ポリープ切除を行ったというものが最も多くなっています。
当院では切除後の経過観察のため1泊入院をしていただいています。
※患者数が10名未満場合は、-(ハイフン)となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 処置2なし | 59 | 41.69 | 24.03 | 8.47% | 82.63 | |
170020xxxxxx0x | 精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病なし | 35 | 1.31 | 2.84 | 0.00% | 27.11 | |
050130xx99000x | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 定義副傷病なし | 22 | 18.91 | 17.71 | 0.00% | 88.64 | |
110310xx99xx0x | 腎臓または尿路の感染症 手術なし 定義副傷病なし | 21 | 20.43 | 12.58 | 0.00% | 77.90 | |
160690xx99xx0x | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む)手術なし 定義副傷病なし | 18 | 50.00 | 19.40 | 27.78% | 83.00 |
近隣の医療機関と連携をとり、超急性期治療を終了された患者のリハビリテーション目的の入院が多くあります。加齢に伴う骨の脆弱化や筋力低下、機能低下によってひき起こる骨折や廃用症候群(コンパートメント症候群)、心不全等では、リハビリだけでなく、在宅等の環境調整を実施することが多くあります。
平均在院日数は、全国と比較した場合、平均11.16日長い状態です。平均年齢が75歳以上の高齢者であり患者が多くの持病を持っていること、環境調整のための期間を要することが要因と考えられます。
「精神作用物質による精神および行動の障害」とは『急性アルコール中毒』が該当します。患者は20〜50歳代で、そのうち、20歳代が74.29%を占めています。アルコール中毒は死亡する可能性もあるため、無理な勧めには応じることなく、各自の許容範囲内で楽しい機会であることをオススメします。
初発 | 再発 | 病期分類基準 (※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では、肺癌検診等も行っていますが、検査入院時には診断が付かない場合もあります。
また、ステージが決定し加療を行った場合でも件数は多くないため表示はできませんでした。胃癌・大腸癌については早期発見、早期治療を目指して診療しています。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 7 | 9.57 | 57.57 |
中等症 | 16 | 27.56 | 86.13 |
重症 | 46 | 17.39 | 83.13 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
肺炎患者数は前年度と比較し7.14%減少していました。要因としては、1項目でも述べた通り、対象患者数の減少による影響が考えられる他、年度末から新型コロナウイルス流行に伴い、国民がマスクの着用や手指消毒等の予防対策を十分に行っていたためとも考えられます。
重症度は中等症が最も多く64.79%を占めています。重症は22.54%、超重症は2.82%となっています。重症・超重症者は前年度より19.01%増加していました。肺炎発症の平均年齢が81歳と前年度より4歳上昇しており、高齢者の発症が増えたことも重傷者の増加に繋がった。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
※A-DROPとは、肺炎の重症度をはかるための分類法で年齢、脱水の有無、酸素必要量、意識障害の有無、血圧の5項目より見ています。ただし、ショック状態であればスコア5の超重症となります。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
- | - | - | - | - |
発症日「3日以内」、「その他」と分類されますが、急性期治療後の継続加療のための入院が多いため、発症日は「その他」に分類される患者が多くなっています。
発症日にかかわらず、平均年齢が80歳以上と高いためリハビリに要する期間は長くなり、入院が長期化する傾向があります。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長経2cm未満) | 29 | 0.59 | 1.52 | 0.00% | 68.83 | |
K664 | 胃瘻増設術(経皮的内視鏡下胃瘻増設術、腹腔鏡下胃瘻増設術を含む) | - | - | - | - | - | |
K6182 | 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) | - | - | - | - | - | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - | |
K6531 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜) | - | - | - | - | - |
当院は内科の専門病院であるため、手術は多くありません。
内視鏡を用いて行う大腸や直腸など下部消化管のポリープおよび早期癌の加療や、消化管からの出血に対して止血術を行っています。
また、誤嚥防止や栄養供給のための胃ろう増設術やCVポートの設置を行っています。
手術が必要になった場合は、近隣の急性期病院へ紹介することが多いですが、入院中に他院で行われた手術は当院での医療費計算対象となります。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
当院では発症なし、または、10症例未満の発症となっています。
血液疾患や透析等の加療を行っている当院では、感染症等のリスクが高い患者が多いと言えるため、十分な説明と、細心の注意を払い診療を行っています。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。