年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | - | - | 24 | 14 | 17 | 37 | 115 | 255 | 379 | 116 |
当院の70代以上の患者割合は高く、約78.04%でした。(前年度より約3.6%減少)
全体の平均年齢は76.49歳。男性の平均年齢が74.97歳、女性の平均年齢が78.00歳でした。
前年度との比較では70代以上の患者割合は減少していましたが、過去5年の推移でみますと増加していました。(2015年度に比べ約3.7%増加)
当院は高齢者施設を有していること、透析治療等の継続的な加療が必要な疾患を診療していること、及び、地域社会の高齢化が影響しているものと考えられます。
※当院は内科の専門病院です。中学生未満の患者については診療することができません。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
130040xx99x5xx | 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 処置2_5あり |
20 | 33.20 | 21.52 | 0.00% | 79.60 | |
130030xx99x3xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2_3あり |
17 | 17.41 | 16.62 | 0.00% | 82.41 | |
130030xx99x5xx | 非ホジキンリンパ腫 手術なし 処置2_5あり |
16 | 23.88 | 20.27 | 0.00% | 82.25 | |
130060xx99x4xx | 骨髄異形成症候群 手術なし 処置2_4あり |
14 | 9.71 | 10.18 | 0.00% | 78.79 | |
130010xx97x2xx | 急性白血病 手術あり 処置2_2あり |
13 | 36.92 | 38.35 | 0.00% | 70.38 |
当院では悪性腫瘍に対して繰り返しの化学療法が必要なものが上位を占めています。その中でも多発性骨髄腫と非ホジキンリンパ腫という疾患が多いことがわかります。多発性骨髄腫は形質細胞のがんで骨痛や骨折、腎臓障害、貧血などがみられます。
一般的に60歳代以降の発生が大部分を占め、40歳以下の発生は少ないとされ、男女比は約2:1であるとも言われています。当院の男女比は男性15.00%、女性85.00%と男性よりも女性の割合が多く一般的な男女比とは逆の結果となっています。
非ホジキンリンパ腫とは悪性リンパ腫の一種です。〔ホジキン病〕と〔非ホジキンリンパ腫〕に大別され、日本では約90%を〔非ホジキンリンパ腫〕が占めています。
中でもポピュラーな【びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫】というものが多い状況でした。治療方法により異なるコードが付加されているため、同じようなものが並ぶ結果となっています。
平均在院日数は 全国の平均在院日数と比較すると平均で2.84日長くなっています。これは入院患者の平均年齢が70歳以上と高齢であることが要因と考えられます。
手術=輸血
処置2_3:化学療法あり
処置2_5:リツキシマブ+フィルグラスチムまたはリツキシマブ+レノグラスチム
処置2_5:ボルテゾミブまたはポマリストまたはレナリドミド水和物
処置2_4:アザシチジン
処置2_2:化学療法あり
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし |
47 | 28.96 | 20.51 | 2.13% | 83.94 | |
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 処置2なし |
22 | 41.23 | 18.61 | 13.64% | 74.55 | |
0400801499×002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)手術なし 処置2なし 定義副傷病なし A-DROP スコア2 | 17 | 20.94 | 15.71 | 0.00% | 85.71 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
当院では、高齢者に多い誤嚥性肺炎の他に、間質性肺炎、市中肺炎、気管支喘息や咳喘息、医療関連施設関連肺炎、肺がん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、睡眠時無呼吸症候群、アスベストなどの粉塵に起因する肺疾患など内科的疾患を網羅的に診療しています。
外来通院診療、入院治療、入院及び外来での リハビリテーションと病状に応じてシームスレスに対応できる事が特色です。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 51 | 2.16 | 2.66 | 0.00% | 70.84 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は腫瘍を伴わない憩室性疾患手術なし | 13 | 6.92 | 7.74 | 0.00% | 76.62 | |
060130xx9900xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 処置1なし 処置2なし |
10 | 9.70 | 7.71 | 0.00% | 76.80 | |
- | - | - | - | - | - | - | |
- | - | - | - | - | - | - |
消化管精査のための入院が多く、検査の結果ポリープ切除を行ったというものが最も多くなっています。
当院では切除後の経過観察のため1泊入院をしていただいています。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160650xx99x0xx | コンパートメント症候群 手術なし 処置2なし |
48 | 60.38 | 24.08 | 14.58% | 80.42 | |
170020xxxxxx0x | 精神作用物質使用による精神および行動の障害 定義副傷病なし | 37 | 1.27 | 3.74 | 0.00% | 35.11 | |
050130xx9900xx | 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし |
25 | 30.16 | 17.23 | 8.00% | 84.60 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む)手術なし | 23 | 49.09 | 18.81 | 4.35% | 83.65 | |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 手術なし | 15 | 27.60 | 13.00 | 0.00% | 79.00 |
近隣の医療機関と連携をとり、超急性期治療を終了された患者のリハビリテーション目的の入院が多くあります。加齢に伴う骨の脆弱化や筋力低下、機能低下によってひき起こる骨折や廃用症候群(コンパートメント症候群)、心不全等では、リハビリだけでなく在宅等の環境調整を実施することが多くあります。
平均在院日数は全国の平均在院日数と比較した場合、平均で18.33日長いです。平均年齢が75歳以上の高齢者であり持病を多く持っていること、環境調整に期間を要することが要因と考えられます。
精神作用物質による精神および行動の障害とは『急性アルコール中毒』が該当します。
患者は20~70歳代で、20歳代の割合が48.64%(前年度より25.65%減少)と減っており、前年度には無かった60歳代以上の患者が増えていました。
令和2年度は新型コロナウイルス流行で自粛が続いた為、若年層の機会飲酒が減ったこと、また高齢層では自宅で過ごす時間の増加とともに飲酒時間が増えたこと等も要因の一部であると考えられます。
初発 | 再発 | 病期分類基準 (※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
大腸癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | - | - |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
当院では、肺癌検診等も行っていますが、検査入院時には診断が付かない場合もあります。
ステージが決定し加療を行った場合でも件数は多くないため表示はできませんでした。胃癌・大腸癌については早期発見、早期治療を目指し診療しています。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 35 | 17.20 | 81.63 |
重症 | 10 | 71.20 | 86.00 |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
令和2年度 は肺炎患者数の増減 は前年度の7.14%減少から更に8.17%減少となっていました。例年訪れるインフルエンザの流行がみられなかったことや、前年度末からの新型コロナウイルス流行に伴い、多くの方々が外出や外食の自粛を行い、マスクの着用・手指消毒等の予防対策を行っていたこと等が要因として考えられます。 今年度も中等症が最も多く68.63%を占めています。重症は19.61%(前年度より2.93%減少)、超重症は5.88%(前年度より3.06%増加)となっています。
※この指標には「誤嚥性肺炎」は含みません。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
- | 12 | 100.75 | 83.75 | 16.67% |
発症日から「3日以内」、「その他」と分類されますが、急性期治療後の継続加療のための入院が多いため、発症日は「その他」に分類される患者が多くなっています。
発症日にかかわらず、平均年齢が80歳以上で高齢のため、リハビリに要する期間が長くなり、入院が長期化する傾向があります。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 51 | 70.90 | 0.37 | 1.14 | 0.00% | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | - | - | - | - | - | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - | |
K664 | 胃瘻増設術(経皮的内視鏡下胃瘻増設術、腹腔鏡下胃瘻増設術を含む) | - | - | - | - | - | |
K6147 | 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) | - | - | - | - | - |
当院は内科の専門病院であるため、手術は多くありません。
内視鏡を用いて行う、大腸や直腸など下部消化管のポリープおよび早期癌の加療や、消化管からの出血に対して止血術を行っています。また誤嚥防止や栄養供給のための胃ろう増設術やCVポートの設置を行っています。手術が必要になった場合は、近隣の急性期病院へ紹介することが多く、入院中に他院で行われた手術は当院での医療費計算対象となります。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
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130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - |
当院では発症なし、または、10症例未満の発症となっています。
血液疾患や透析等の加療を行っている当院では、感染症等のリスクが高い患者が多いと言えるため、十分な説明と、細心の注意を払い診療を行っています。
※患者数が10名未満の場合は、-(ハイフン)となっています。