近年日本では、肺がん、大腸がん、胃がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がんなどの死亡数の増加がみられ、糖尿病患者さんにがんの合併率がより高いことから、「糖尿病はがんの予備軍」とも言われています。従って当科では、血糖のコントロールのみにとらわれず、検尿や血液検査に加えて、胃・大腸内視鏡検査、腹部エコー、造影CT、胸部CTなどの検査の充実を図り、がんの早期発見に努めています。
現在当科は、常勤の日本糖尿病学会専門医兼日本糖尿病協会療養指導医1名とコ・メディカルスタッフの日本糖尿学会療養指導士3名及び大分県糖尿病療養指導士6名で構成され、糖尿病委員会や外来糖尿病講演会の運営及び患者さんの療養指導とフットケアなどをチームで実践しています。
また最近は新しい自己血糖測定器の「リブレ」を導入したことで、患者さんの苦痛を減らし、ADLが改善しています。
外来受診時には壊疽の疑いのある患者さんには、糖尿病療養指導士の看護師が壊疽のチェックや治療のために「フットケア」を行い、食事療法は管理栄養士が外来指導を行っています。
さらに、1985年から年2~3回程度糖尿病専門医と糖尿病療養指導士のチームによる簡単な糖尿病についての講義と運動とともに料理実習と昼食会を含む実践的で楽しい糖尿病講演会を土曜の午前中に行っています。
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 | 豊田 | - | 木下 | - | 豊田 | - |